標高1000mの春は、5月の連休頃から始まります。
木々は、まだ柳が芽吹いている程度ですが、残雪を楽しむスキー・ボードができるゲレンデもあります。
強い日差しと温暖な気候の中で、Tシャツで楽しめる日もあります。
下界には紅山桜、はるか彼方には、まだ真冬の谷川連峰が望遠できます。
6月には、一斉に広がる新緑のしたには、ワラビをはじめ山草がたくさん育っています。
雪国の遅い春の中で育つ山草は、木漏れ日に守られて柔らかく育ちます。
梅雨前の短い季節には、苗場山、平標山、三国山の登山が楽しめます。
もちろん夏・秋も登山シーズンですが、新緑の美しさは、梅雨前のこの時期が格別です。
特に苗場山は、広大で平らな山頂が新潟・長野両県にまたがっていて、点在する池塘の周辺には高山植物や珍しい昆虫などが多く見られます。
江戸時代の鈴木牧之「北越雪譜」に登場し、深田久弥「日本百名山」にもえらばれています。
苗場の夏は、フジロックから始まります。
大自然に囲まれた広大なエリアには、様々なステージと多様な出店と国際的な人々の交流とが楽しめます。
真夏はサッカーです。
多くの高校生を中心にしたサッカー大会が行われます。
秋は、テクノミュージックのイベント「ラビリンス」からはじまります。
10月は、紅葉の美しい季節です。木々が持つあらゆる色が一気に出現します。
苗場は、言うまでもなく日本有数のスキー・ボードの中心地です。
東京から車で3時間。快適で安全な上越新幹線・バスでも3時間です。